物理サーバ(centos 5.4)から仮想マシン(ESXi)用の種を抜き取る方法。
サーバを仮想化して丸ごとバックアップする。
【作業イメージ】
バックアップを取りたいソースサーバ(centos5.4)
バックアップしたサーバデータを置くターゲットサーバ(仮想マシン用ホスト vmware ESXi)
第3者の関係ないPCにコンバータソフト(VMware vCenter Converter standalone)
をインストールしソースサーバから丸ごと全データを抜き取り
ターゲットサーバに移す。
ターゲットサーバではソースサーバが仮想化されていて
ターゲットサーバ上で起動できる。
※参考
http://www.atmarkit.co.jp/fserver/articles/esxi/01/01.html
http://blog.livedoor.jp/nslab/tag/vCenterConverter
●VMware ESXiサーバを用意
仮想マシン用ホスト
VMplayer上にVMware ESXiをインストールした。
・マシン
ip:192.168.1.126
centos5.7
VMplayer4.0.4( VMware-Player-4.0.4-744019.x86_64.bundle )
VMware ESXi 5.0( VMware-VMvisor-Installer-5.0.0.update01-623860.x86_64.iso )
・ESXiのインストール
下記URLを参考にしてVMware上にインストールした。
http://norimaki2000.blog48.fc2.com/blog-entry-1183.html
・ESXiをインストール後の注意( たぶんインストール前でもいい )
VMplayerの設定でNetwork Adapterは2つに。
( デフォルトでは1つなのでaddボタンで追加 )
それぞれネットワークはNATではなくBridgeに設定。
それぞれReplicate physical network connection stateにもチェックを入れる。
Network Adapterが2つ必要な理由:
ESXiサーバー用のNIC( network interface card )の他に
ヘルパーサーバー用NICも必要になるため。
ヘルパーサーバというのは、linuxマシンから仮想マシン用の種を抜き出す際
一時的にクローンを作成して保持するサーバらしい。
そのクローンは最終的にはESXiに移される。
【参考】
http://communities.vmware.com/message/2025483
これをしていないとlinuxから仮想マシン抜き出す作業( VMware
vCenter Converter Standalone で行う )に入った時に
ヘルパーサーバーに接続中の段階で止まってしまう。
これに気づかずに何時間もロスした。
・ESXiの設定
IPアドレス、DNS、GATE WAY等のネットワーク設定。
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Configure Management Network→Network Adapters→
[X] vmnic0 N/A( mac addr ? ) Connected
[X] vmnic1 N/A( mac addr ? ) Connected
----------------------------------------------------
Configure Management Network→IP Configuration→
( )Use dynamic IP address and network configuration
(O)Set static IP address and network configuration
IP Address [192.168.1.210]
Subnet Mask [255.255.255.0]
Default Gateway [192.168.1.1]
----------------------------------------------------
Configure Management Network→DNS Configuration
Primary DNS Server [192.168.1.1]
Alternate DNS Server [ ]
Hostname [localhost.localdomain]
----------------------------------------------------
Troubleshooting Options→Disable ESXi Shell
右の画面で"ESXi Shell is Enabled"となるようにする。
----------------------------------------------------
Troubleshooting Options→Disable SSH
右の画面で"SSH is Enabled"となるようにする。
----------------------------------------------------
・その他・メモ
ESXi起動途中に、
The virtual machines operating system has attempted to enable promiscuous mode on adapter Ethernet0. This is not allowed for security reasons.
とか、
The virtual machines operating system has attempted to enable promiscuous mode on adapter Ethernet0. This is not allowed for security reasons.
みたいなエラー?警告?が出た。下記のURLを参考にした。
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=287
具体的には下記を行った。
chown gunji:gunji /dev/vmnet0
chown gunji:gunji /dev/vmnet1
chown gunji:gunji /dev/vmnet8
chmod g+rw /dev/vmnet0
chmod g+rw /dev/vmnet1
chmod g+rw /dev/vmnet8
/dev にvmnet0,vmnet1,vmnet8があったので
これら全てにchown、chmodを行った。
●VMware vSphere Clientを用意
ESXiサーバを管理&コントロールするソフト。
・マシン
Let's note CF-SX1
windows7
・VMware vSphere Clientの入手
ESXiのIPアドレス(192.168.1.210)をブラウザで指定。
https://192.168.1.210
出てきた画面で
Download vSphere Client
をクリックしてダウンロード&インストール
VMware-viclient-all-5.0.0-623373
・管理者で実行する。
インストールが終了したらVMware vSphere Clientの
アイコン(ショートカット)を右クリック
互換性タブ
"管理者としてこのプログラムを実行する"にチェック
・ライセンス割り当て
VMware vSphere Clientをインストールし起動する。
インベントリをクリック
構成タブ→ソフトウェアの項目にあるライセンス機能をクリック
画面右上の編集をクリック
出てきたダイアログでライセンスキーを入力。
ライセンスキーはESXiをダウンロードする際に
ブラウザの画面に表示されているものを使用。
ライセンスキーをメモしていなくても再度VMwareのサイトでログインして
ESXiダウンロードのページでログインすればライセンスキーは表示される。
・その他
ゲストOSをインストールするためのストレージがない場合は
作る必要があるかも。
よくわからなかったが、適当に仮想マシンをひとつ構築してみた。
インベントリをクリックして
"はじめに"というタブで
"新規仮想マシンの作成"で作成した。
それでストレージができたのかも?
●VMware vCenter Converter Standaloneを用意
リモートのサーバ(192.168.1.3)からcentosを抜き出し
ESXiサーバ(192.168.1.210)に送るためのソフト。
・マシン
Let's note CF-SX1
windows7
・VMware vCenter Converter Standaloneの入手
vmwareのサイトで入手
※IDが必要
ダウンロード&インストール
インストール中にダイアログが出るが
"local installation"を選ぶ。
VMware-converter-all-5.0.0-470252
・管理者で実行する。
インストールが終了したらVMware vSphere Clientの
アイコン(ショートカット)を右クリック
互換性タブ
"管理者としてこのプログラムを実行する"にチェック
・手順
"マシンの変換"をクリック
ソースのタイプを選択(T):パワーオンのマシン を選択
リモートのマシン(R)のラジオボタンにチェック
IPアドレスまたは名前(I):192.168.1.3
ユーザ名:root
パスワード:*****
OSファミリ:Linux
次へボタン
※ちなみに研究室サーバは32bit centos5.4
※ソースとなるサーバはrootでssh接続できるようにしておくこと。
ターゲットのタイプ:linuxから抜き出す時は選択不可
デフォルトでVMware Infrastructure仮想マシンとなっている。
これはESXiサーバで動くものなのでこれでいい。
VMware Infrastructureサーバの詳細
サーバ(S):192.168.1.210
ユーザー名:root
パスワード:********
次へボタン
名前:デフォルトのまま
次へボタン
あとは適当に。
●バックアップ(複製)したサーバを起動してみる。
・手順
VMware cSphere Clientを起動する。
ESXiのIP横の"+"をクリック
バックアップしたサーバの名前がついた仮想マシンがあるのでクリック。
"はじめに"タブで"仮想マシンのパワーオン"
"コンソールタブ"でGUIを確認できる。